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06 2016

元気回復行動プラン

日経に↓のような記事を見つけた。
ちょっと興味あり。

精神障害者が元気に暮らしていくために日々実行する手立てや方策は何か。障害者自らが見つけ出すための米国で生まれたプログラムを学び、普及させる動きが広がっている。
 このプログラムは「元気回復行動プラン(WRAP=ラップ)」。埼玉県内で普及の会を主宰する江上幸さん(39)と石井健太郎さん(36)が進行役となり、東京都千代田区で10月、勉強会が開かれた。2人とも5年以上にわたりプランを実践している。
 WRAPのポイントは「希望を持つ」「主体的に行動する(自分の選択に責任を持つ)」「学ぶ姿勢」「自分の権利を擁護する」「サポートを求める」。この5つは精神障害がありながら生き生きとしている人に共通した姿勢という。
 問題はどのようにすれば、こうした考え方や行動にたどり着けるのか。「自分自身の行動を見つけ出すコツをつかむのは結構、難しい」と江上さんは言う。
 この日は全6回のプログラムの初日。石井さんが「小さなことでもいいです。元気でいるためにどんなことをしていますか」と問いかけ、参加者が発言する。「チョコレートを食べる」「空を見る」「音楽を聴く」「俳句を作る」。瞬く間に80近い項目が白板に書き込まれた。
 これらの中から自身の5つのポイントにつながる行動を道具箱に入れるように集め、「日常生活の管理」「調子を崩したとき」「クライシス(危機)のとき」など6つのタイミングごとに振り分けておく。「調子を崩したとき」には、希望につながるよう空を見たり、学ぶ姿勢を働かせるよう音楽を聴いたりする、といった具合だ。
 「1人でもできるが、同じ境遇の者同士で話し合いながら作っていくと、サポートや学びといった実践の場にもなり身につく」と石井さん。勉強会は地域や支援施設などで草の根のように広がりつつある。
 進行役は研修を受けるが、日本ではその指導を認められているのはまだ少なく10人前後とみられている。その1人で現在「増川ねてる」名で活動する増川信浩さん(42)は、日中から強い眠気と夢見に襲われる精神疾患を15歳で発症。その後、薬の中毒症状に陥った時期もあり、つらい生活が20年近く続いた。
 WRAPを初めて知ったとき、「『希望を持つ』ことで自分を生かせると気づかされ、新鮮だった」という。今では元気に日々を過ごしている。
 このプランは同様に薬が使えなくなった米国の精神障害者が、医師に対処法を聞いても答えが得られなかったため、100人以上の精神障害者に聞き取り調査をして生み出した。医療機関が提供する治療プログラムとは異なり、「自分自身が主体的に考え、自分のために書いた取扱説明書。使うことで進化していく特徴もある」と話す。障害の有無にかかわらず有効とされ、増川さんは「病気を契機に仲間と得た知恵を社会全体に還元したい」と話している。

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